【中国】《深セン経済特区人口と計画生育条例》の廃止について

3月21日付で深セン市人大常委*1より、2013年より施行されていた《深セン経済特区人口と計画生育条例》を廃止する決定が審議通過し、公布されました。

2015年後半には国が二人っ子政策を推進する《中華人民共和国人口と計画生育法》を修正発布し、広東省も《広東省人口と計画生育条例》を修正し、いずれも2016年1月1日より実施されています。深セン市はこれに伴い修正意見募集稿を出していましたが、広東省から2016年9月に再度修正条例が発布され*2、奨励休暇の延長や生育条件の明確化等が規定されたため、深センが別途規定する必要がなくなり廃止に至ったと、報道等では伝えられています。

廃止に伴い、深セン市のみ規定されていた、産休時に高齢且つ合法出産の場合15日追加できるとされていた休暇日数*3が無くなることとなります。深セン市の産休は、広東省規定に沿って、最長では、法定98日 + 広東省奨励休暇 80 日 + (難産の場合30日) = 208日となります。男性の配偶者休暇は15日です。

産休日数に関する、現行の国・広東省と広州市規定は以下の通りです。

地域

産休日数

関連規定

・法定:98

・難産:15

・多胎生育:15日(双子以上の場合2人目以降加算)

・流産休暇:15 / 42日(15日<妊娠4か月42日)

《女子従業員労働保護特別規定》第7

広東省

法律法規の規定に符合する夫婦に関し、女性に80日の奨励休暇を付与する。男性に15日の配偶者休暇を付与する。

《広東省人口と計画生育条例》(2016修正)第30

98日休暇の内、産前に15日を取得可能。

・難産の場合、30日を追加。

・多胎生育の場合1人毎に15日を追加。

・流産休暇 1530 / 42 / 75

妊娠4ヶ月未満:医療機構の意見に基づき1530

4ヶ月以上7ヶ月未満:42

7ヶ月以上:75日  

《広東省従業員生育保険規定》第16

 

《広東省女性従業員労働保護特別規定》第11

広州市

・流産休暇:15 / 30 / 45 / 75

妊娠2ヶ月未満:15

2ヶ月以上4ヶ月未満:30日 

4ヶ月以上7ヶ月未満:45

7ヶ月以上:75

《広州市従業員生育保険実施弁法》第13

注釈:
*1: 深セン市人民代表大会常務委員会の略称。
*2: 広東省第12届人民代表大会常務委員会第28次会議
《〈広東省人口と計画生育条例〉修正の決定》2016年9月29日公布・施行
*3:《深セン経済特区人口と計画生育条例》第35条

(2017年3 月作成)