【香港】MPF制度のDefault Investment Strategy (DIS)について

MPF (強制積立金制度)加入者に対して、より良い退職金運用の仕組みを提供することを目的とした運用形態、「Default Investment Strategy(以下、「DIS」)」が2017年4月1日より施行されました。

MPF制度の問題点とDIS

通常のMPF制度では、プロバイダー(運用会社)毎に様々な金融商品を取り扱っており、従業員は10-20種類の中からファンドを選択するかたちをとっています。
ファンドの選択には専門的な知識が必要となるため、適当なファンドを選択せざるをえないケースやファンドを選択せず、積み立てているだけの資金も存在していたため、ファンドの指定がされていないものは、自動的にDISで運用されることになりました。また、通常のMPFファンドの運用手数料は年率約0.21%~3.28%となりますが、DISの場合、運用手数料の上限は年率0.75%に設定されています。

DIS運用形態
NAC_JP

※18-50歳までは指定ファンドの「Core Accumulation Fund」にてハイリスク60%、ローリスク40%で構成、51歳から65歳までの期間は毎年6.7%の割合で段階的にローリスクのファンドへ移行、65歳以上になると指定ファンドが「Age 65 Plus Fund」へ自動的に移行し、ハイリスク20%、ローリスク80%の構成比となります。